ポップカルチャーとは要するにポピュラーなカルチャー、人気のある時代のトレンドで、人々が夢中になって自分の時間や資金を投資させられるくらいの魅力的なもののことですね。進化が著しく止まないコミック、アニメ、ゲームなども代表的なポップカルチャーの一つです。
しかしどうしてこれだけ多くの人々に受け入れられるようになったのでしょうか。漫画の原型が初めて世界に登場したのは古代の世界のどこか、アニメーションやゲームにおいては西暦1800年代後半のヨーロッパで、一瞬の感動を与えてくれる程度のものでした。それが時代と共に複雑に進化し、現在では全く別世界が存在しているかと思わせるくらい複雑・長編になりました。
これから先も、テクノロジーと共に現実世界にも勝る情報量を抱え、人々の心を惹きつける巨大な存在となっていくことは必至です。アニメーションやビデオゲームは食糧ほど必要な存在ではないにしても、多くの人々にとって生きる目的に成り代わってくれることも多々あります。
時代と共に順番に次の世代に受け継がれて行き、鑑賞したりプレイした体験は個人の中に思い出として残っていきます。時にはその人自身の一部を形成したりすることさえあるくらいです。
アニメやゲームが存在しない、あまりない時代に生まれれば夢中になることもないでしょう。でももうそんな時代さえ大昔の話で、アニメやゲームは子供のものだと叱咤されていた最初のアニメブーム世代も今や老後を迎え、ポップカルチャーを完全に生活の一部とする後の世代は、その存在自体に何の疑問も抱かずに、新しい作品を待ち望んでいるのです。